2018.10.22 Monday
ペンキ塗りと松崎
日曜、特に用事がなかったので練習終了後にジムの貸し出し道具置き場の棚のペンキを塗りをやりました。
結構楽にいけるだろうとたかをくくって、とりあえず3つだけやっとくかと余裕をもって道具を移動させ、奥から棚を出して、キックの興行ポスターで養生して塗り始めたら、これがなかなか塗りにくい。
1つめを塗り始めて途中でやめようかという気持ちが…。
でも、なんとか思考錯誤しながら1つめを塗り終える。
ちょっと寒くなってきたし、止めて帰ろうかとも思いました。
でも、道具をどかして奥から引っ張り出してまた戻すのも大変だしなぁと葛藤する。
そんな時にふと先日の松崎の試合を思い出す。
あんなに痛く苦しいのに必死に頑張ってたなぁ。
よしっ!もう少し頑張ってみようと思った。
2つめを塗り始める。
やはりかなり手間どる。
寒さに加え、お腹も急激に空いてきた。
そうか、今日はジムが12時からで10時頃にご飯を軽く食べてから何も食べてない。
時間は21時を回っていた。
でも、腫れた顔で闘い続ける松崎を思い出して何とか頑張って2つめを塗った。
もういいんじゃないか?
2つやったら充分じゃないか?
「寒いし、お腹も空いたし帰りに錦糸町の駅ビルでケンタッキーを買って帰ろう。
22時までだからまだ間に合う」と心の声がした。
止めて帰ろうかと思った時に、以前に松崎夫人からいただいたパンダ煎餅が目に入った。
脳裏に4R終了時に肩を貸してコーナーに戻った松崎が浮かんだ。
そして、私はパンダ煎餅を食べながら作業に戻った。
それはもう3つめの棚を塗り終えるという作業は、5R終了のゴングのようだった。
疲労困憊で早く終わりたいのに逆に丁寧にしっかりと細かな位置まで配慮してキレイに塗っている自分がいた。
ゾーンに入った(笑)
そして、、、22時半を回った頃、塗り終えた。
拍手と歓声は無かったがやり終えた感は半端なかった(笑)
そして次の日、朝が苦手な自分だけど早く起きれた。
そう、頭の中にあの時の松崎がいるから、私はコーヒーを一杯飲んでからジムへ向かった。
そして、昨日塗って乾いたペンキを見た。
あの時は高揚していて完璧感があったけど、塗り残しも結構あった。
でも、良い感じ!
完璧(勝利)だけが良い訳じゃない。
ムラがあったり、まばらだったりそれが逆に素晴らしいこともある。
そりゃ完璧(勝利)ならなおさら良いけどね。
そして、後片付け。
結構気を付けていたのにペンキが飛んでいる箇所があった。
心が折れかけてまた明日でも良いかなと思ったけど、今やらなきゃって、5Rの松崎が教えてくれた。
諦めず心を込めてしっかりと擦ったら油性ペンキでも落ちた。
後片付けもしっかりと完了した。
諦めず頑張る素晴らしさを先日松崎にたくさん見せてもらった。
そんな松崎氏は本日病院で診てもらった結果。
あんなにパンチや肘をもらって顔面が腫れていましたが骨折や大きなケガは無く、打撲だけだったようです。
「松崎くんの試合は本当に人生だよっ」て某ジャッジが泣いた松崎の試合。
自分も松崎効果で頑張れました。